英語の習得には何時間かかるの?
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昨日、日本語はどの外国語とも似ていない「孤立言語」と書きました。こんな声が聞こえてきそうです。「どうりで日本人は外国語が苦手なわけだ。英語に苦労したのも分かるよ」。あなたのお嘆きはごもっともです。
第二言語の習得は、その言語が母語と似ているほど楽になります。よくヨーロッパの人々は何カ国語も話せるなんて言いますね。それはたとえばフランス語、イタリア語、スペイン語は同じ語族です。同じアルファベットを使っているし、文法も似通っているので、全く違う文法体系の母語の話者よりは楽に言葉を身につけることができるのですね。
アメリカ国務省には、Foreign Service Instituteという付属機関があります。ここが1973年に発表した「外国語の研修成果と学習時間に関する」資料をご紹介しましょう。FSIが研修生に教える外国語はその難易度によって4つに分けられます。
1:英語と似ている言語(フランス語・ドイツ語など)
2:英語とやや異なる言語(ギリシャ語、ヒンズー語など)
3:英語とかなり異なる語(ロシア語、トルコ語など)
4:英語と全く異なる語(中国語、日本語、アラビア語、朝鮮語の4カ国語)
もちろん1が最もアメリカ人にとってマスターが易しく、4が最も難しい言語です。研修生が日常生活に全く差し支えないレベル(主にリスニング、スピーキング能力)に達するまで、いったいどのくらいの時間がかかるのでしょう?
1グループ:720時間(24週)
2グループ:1320時間(44週)
3グループ:1320時間(44週)
4グループ:2400-2760時間(80-92週)
FSIの学習方法は、1日6時間。週5日間連続で研修を受けるというハードなものです。しかもこの研修生、超難関校の出身者ばかり。アメリカ人の中でもずば抜けて頭の良いエリートです。その彼らが毎日、必死に6時間、週30時間の特訓ですよ。特に4グループは80週(1年7ヶ月)〜92週(1年10ヶ月)も続けねばなりません。
つまり私たち日本人が英語を習得(日常生活に不自由しないレベル)する場合はこの資料をもとにすると、少なくとも3000時間以上の学習が必要。場合によってはもっと時間がかかるのです。
「えー、でもたった2年弱でしょう。私なんか中学・高校・大学と10年近く英語やってるけど、全然話せないわ」とおっしゃるあなた、ちょっとお待ち下さい。日本人が学校で学習する時間というのは総計どのくらいになるか、正確に計算したことがありますか? 明日はその話題について。
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ちょっと古いけど、ご存じ国務長官のライス氏。IQ200のスーパー女子。向かうところ敵なし。彼女なら研修もラクショー。
2005年 5月 18日(水)
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