外国語とクルマの共通点

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 外国語とクルマの運転ってとっても似てると思うんです。自動車学校で初めてクルマに乗ったとき、クルマが前に動くというだけでビックリ、ドキドキ、ワクワク。運転免許証を取得すると嬉しくてあちこちドライブしてみたり。最初に外国人と外国語を話した時もそんな感じ。外国語を話せることが嬉しい、それが通じることが嬉しい。

 でもここからが分かれ道。クルマは単なる道具として買い物や通勤に使えればいいと、せいぜい市内を移動するぐらいでやめてしまう人もいます。運転してみてやっぱり自分には車両感覚がないなあと才能の限界を感じることもあるでしょう。

 もちろん向き不向きがありますし、そこでストップしても全く個人の自由です。でもそれだけで「クルマの運転なんて簡単、動かせればそれでいい」と言い切ってしまうのはもったいない気がするのです。

 近所を走り回るぐらいなら自動車学校を出ただけで十分。しかしそれ以上に技術を磨けばクルマは人生を豊かにしてくれる道具になります。オフロードのでこぼこ道も、都会の入り組んだ道も、曲がりくねった峠道も、外国のハイウェイも、運転技術があれば自由にいろんな場所へ行けます。マシンと一体になって自在にクルマを動かせるとき、心が自由と喜びを感じるのです。

 またクルマの運転も下手をすると人を危険にさらしたりするように、外国語も同じことが言えます。通じればいいと高をくくっていると、意図せずに人を傷つけてしまったり、自分が窮地に追い込まれたりすることもあります。運転をするとき、面倒だけど自動車学校で最低限の交通ルールを学びますよね。コミュニケーションにも最低限のルールがあります。

 クルマを運転するのに高度な機械の仕組みを理解する必要はないかもしれません。でも文法を知っておくとより深い会話を楽しめるように、クルマのメカニズムを知っておくと運転に役立つことも多いのです。

 A級ライセンスと英検1級も似ています。A級ライセンスというと、レーサー並のドライビングテクニックの持ち主と勘違いされる方もいらっしゃるのですが、取得したからと言って即プロになれるわけではありません。F1ドライバのような走りのプロになるには並々ならぬ努力と才能が必要です。

 でもプロにならなくても楽しむ方法はいくらでもあります。クルマも外国語も自分をあらゆる所へ運んでくれる翼なのです。語学力が心が通じ合えるレベルまで達すると、これほど楽しいものはありません。「クルマは単なる道具」から「人生のパートナー」になれば、たくさんのワクワクを手に入れることができるのです。

 運転も会話も一番肝心なのは楽しむこと。そのためには苦労や努力も必要ですが、それと引き替えに手に入れる楽しみはずっと大きいのです。

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2005年 6月 14日(火)

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